スウェーデン最大のお祭り・夏至祭 in レクサンド①
スウェーデンで最大のお祭りは言わずと知れた夏至祭。
クリスマスとイースターはどちらかというと家族イベントだけど、夏を祝う夏至祭はスウェーデン人たちにとって無くてはならない大切なお祭りです(だってパーティーしまくって飲みまくれるしね😅)
お祭りはスウェーデン中で行われますが、私の住むダーラナ地方はスウェーデンの伝統文化が色濃く残っている地域なので盛り上がりが半端ではありません。
夏至祭でメインになるのはmajstångsresning (マイストンゲンレースニング)=「ミッドサマーポールを立てる」イベントです。私の町レクサンドはこのイベントが有名で、夏至祭の週にはものすごい人数の観光客が訪れます。
残念ながら昨年・今年と中止になってしまったので写真は2年前です。
この夏至ポールは重さなんと800キロ❗️これを人の手で挙げていくので小一時間かかります。
伝統的な民族音楽も強く生きていて、spelman(スピエルマン)と呼ばれるバイオリンを弾く音楽家の家族もたくさん。音楽教室でバイオリンを習う子供達も五人に1人の割合と伝統は確実に引き継がれています。
夏至祭ではもちろん、彼らが脚光を浴びる日です。夏至ポールを挙げている最中に素敵な音楽を奏でてくれます。下の写真で皆さんが来ているのはレクサンドの民族衣装、町ごとに違うデザインの衣装があります。オシャレ〜。
私はロンドンからこのレクサンドに直接引っ越ししたので、当初はスウェーデン中どこでもこんなに伝統的なんだと思っていました…。ダーラナには音楽家も民族衣装(*高額*)を持っている方も、当たり前にゴロゴロしてらっしゃいます。
夏至祭が行われるのはmidsommarafton(ミッドサンマルアフトン)と言われる金曜日。今年は6月25日です。昔々は本当の夏至の日に合わせていたようですが、今では現代的に週末に当てられています。じゃないと酔っぱらえないもんね(笑)。
夏至ポールが無事に上がった後はポールを囲んでダンス!3000人ほどが踊りまくります。
これもスウェーデンの伝統的な童謡(?)Små grundarna(スモーグルーダナ)「小さなカエルたち🐸」でダンス!
酔っ払った若者も多いので、子供達にはちょっと危険なのが引きどころ…。
私は実はこの夏至祭で挨拶をさせてもらった事があります。各国からの観光客も多いので町からのサービスですね、私は日本語を担当。日本からの観光客も多いのです!
短い夏を存分に楽しむ為、スウェーデンは夏至祭周辺から4ー5週間の夏休みを取るのが一般的です。夏季に集中して太陽の元で休養してこそ、来たる暗ーい長ーい冬に耐えられるのです…。
夏至祭によく聞くジョーク: 「真っ暗なクリスマスまで、あとたったの6ヶ月だ!」
皮肉〜🤣
ブログランキングに参加しています。
クリックすると他の方のブログも見れるサイトに移動します😃


読者登録したい方はコレ⬇︎

海外生活日記