日本語教育は難しい。
2021/03/15
海外で子育てしている人に共通の悩み、それは「子供の日本語教育」。
特に私のように田舎で日本人があまりいない地域に住んでいると、更に難しいです。何てったって日本語を教えられるのは私だけ。周りでは他に誰も日本語を話す人もいない為、私から子供達に話しかける日本語もスウェーデン語混じりになったり、怪しくなってしまっています。日本のアニメやYouTubeなどで日常的に何となく日本語には触れているものの、読み書きは勉強しないとやっぱり無理。
しかし日本の子供達は本当にこんなに姿勢正しく座っているのですか??↓↓疲れそう!
うちの子供達が青で修正しました↑😅
ウチも小さい頃には「せめて平仮名だけでも!」と思って書取りを頻繁にやらせていました。上の娘ちゃんは勉強好きだし私だけとの時間も長かったので、平仮名はなんとなくマスター。下の弟くんはただやらされてるだけ、って感じで未だにうろ覚え。何度やっても同じだし、無理強いすると日本語への嫌悪感が出ちゃうので段々と勉強させる頻度が落ちてきました。今はお休みの日や、私に時間の余裕がある時にチラッと練習するぐらいです。使っているのは5〜7歳児用とか、簡単なもの。けど一生懸命に書取り練習させようとしてもこうなるんです↓↓
キャラクターにされてる平仮名達…。
「おにいさん」→「おにさん」。
「おねえさん」→「Oh nej son」(あら、ヤダ!息子さん)…。
「かに」→「kan ni? (出来る?)」
「うきわ」→「uki va?(ウッキー、でしょ?)」…。
面白くて私も毎回つい爆笑❗️
だけどいつも思うのは、こうやってても何となく吸収してくれてるんだろうなぁという事。一応の基礎が出来ているからまるっきりの初心者じゃないし、大きくなってもっと勉強したいと思ったら楽かも?ある友人は娘に10歳過ぎぐらいまで日本語をスパルタ的にみっちり教え込んで、感情が昂って時には2人で泣いたりした、らしいのですが18歳ぐらいになったら全く忘れてて書けなくなったそうです…。
語学に対する興味って人それぞれだし、ある程度のコミュニケーションを取れて満足なのか、とことん理解したいのか、子供達の自由だし私が強制することでもないしな。
スウェーデンで生活している今、娘ちゃんはほとんど日本語を話してくれませんが日本に行くとペラペラ話し出して驚きます。周りが話さないと気分が乗らないタイプみたいです。弟くんは日頃から「僕はスウェーデン人というより日本人」と誇りを持ってくれているタイプで、私とは結構日本語で話してくれてます。
面白いこぼれ話ですが、YouTuberのヒカキンさんが大好きな弟くん。ダンナさんが「茶髪のヒカキンさんは髪を染めてるよね、日本人の髪は普通は真っ黒だから」と言ったら突然泣き出したんです。なぜ⁉️と思ったら、髪の毛が真っ黒じゃない自分は日本人ではない、と否定されたみたいで悲しくなったそうです。可愛いやら愛おしいやらで、微笑みを隠せなかった私達でした。「日本人は皆んな弟くんみたいな髪色になりたくてわざわざ染めてるんだから、日本に行ったら弟くんは人気者だよ〜」とフォローして一件落着でした。
ヒカキンさんのお陰で日本・日本語に興味持ってくれてます。ありがとうヒカキンさん❗️