コロナ禍の勤務体制 私の場合。
2021/02/20
長引くコロナ禍で世界的に仕事の仕方が変わってきてますね。私はホテル内にあるスパでの勤務、少なからず影響を受けてますよ。
ご存知の方は多いと思うけど、スウェーデンではロックダウンは一度も行われてないので国内で旅行に行ったりなどの行動は禁止されてません。それでも去年の春先、第一波の頃にはホテル宿泊客は激減。スパも予約が入らない日々だったけど、私は通常通りに出勤するよういわれてました。気楽に掃除したり〜、コーヒー飲みまくったり〜、楽だったな♪(暇な時ぐらいいいじゃな〜い)。
そのまま売り上げは落ち続けてホテル閉鎖?と思いきや、夏休みの時期になると事態は反転❗️
スウェーデンの夏休みは長い、皆さん6月後半から7月いっぱいぐらい約一ヶ月は仕事を休むのが普通。旅行好きなスウェーデン人達はいつもは国外旅行にいくのが常なんだけど…それが出来ないので去夏は仕方なくスウェーデン国内旅行に転換した人々が大勢いました。
私の職場はスウェーデンでも有数な観光地、伝統文化が残る地域の伝統的な作りの歴史あるホテル、スウェーデンらしさを求める人達で連日ごった返す事になったのです。宿泊率は毎日100%、スパは連日人でいっぱいの状態、「プライベートスパ(下記写真)」は予約毎日3件ほど入りフル回転、私らセラピストはトリートメントに…プライベートスパの準備に片付けに…と馬車馬でした😭。
政府からは「なるべく移動しない事、室内では集まらない事」という奨励策は出ていたけど、気にしない人はあくまで気にしません。それより短い夏をなんとか満喫したい、どっか行きたい!という切実な願いでのスウェーデン国内旅行…。例年ならダーラナ地方なんて見向きもしないでゴージャスな海外旅行にいくリッチ層の方々もご来館。
まさかのコロナ景気!?で、私の雇用率もアップされました。
コロナ禍で儲けたホテル業、珍しいかもね…。
この賑わいは10月末に新たな規制「アルコールの販売を22時以降禁止する、集まる人数は8人まで」が発表されるまで続きました。
更にクリスマス前に出された新たな規制「アルコールの販売を20時以降禁止、同じテーブルに座っていい人数は4人のみ」が出されるとまた客足は遠のき始めましたが、人は時が経つと感覚が麻痺して慣れるもんです。時はクリスマス・年末年始。フェスティブシーズンを楽しく過ごしたい方々が訪れ、またしても連日100%宿泊率に!
しかしクリスマス休暇が終わるとガクッと目にみえるように客足が遠のきました。
ここで私はコロナ禍初の「補償付きお暇」少しをいただく事に〜🙌🏻 ヤッタァ〜‼️
で、今は雇用されているパーセンテージ80%の中、60%しか働いておりません。平均すると1週間に2〜3日かな?楽チンです、これに慣れるともう普通にガムシャラに働けないわ。
しかし…2月になったら雪を求めるスキー客で混み始め、毎週末パンパンの満員御礼再びとなってしまいました。再来週にはスウェーデンの学校は「スポーツ休み」という名の1週間休みです(この時期のお休みは日本には無いですね)。すごく混み合いそう…。私の「補償付きお暇」も撤回される日は近いな、きっと。
しかし、皆さんコロナ禍によくスパホテルに来ると思いませんか⁉︎
職場ホテルではもちろん消毒などに気をつけていましたが、このコロナ禍でも朝ごはんはビュッフェ形式を続けているのには私もビックリ(もちろんお客さんからもクレームは来てます)。ホテル内でスタッフも実際コロナ感染してます、レストランスタッフの間ではクラスターも発生したし。でもコレ、ニュースにもなりませんよ。
「責任問題」に発展する日本とは違って、こちらでは全て自分の責任です。ホテルに出かけてコロナに感染したら、そこに居た自分のせいです。でも私はコロナ菌持ってるかもしれないお客さんと密室で働くの嫌だなぁ。
スパの私の同僚もコロナ陽性反応出ました。しかも私と一緒に働いた日に感染したのが有力説のようで、さすがにビビりましたが私は大丈夫。っていうかもしかして、私が無症状感染してて同僚にうつしちゃったのかな?なんて考えてます!