コロナ禍での日本入国、経験談。
スウェーデンから日本に一時帰国中です。
無事にフライトを終えて今回は羽田空港に着陸しました。海外から帰国するプランを立てる際にあまり情報が無くて私も困惑しました。ネット情報は錯乱しているし、外務省の情報も細部までは書かれていない…。すでに帰国経験がある友達に聞いたのが一番分かりやすかった。
私も誰かの役に立ったら嬉しいので、今現在(2020年10月)の日本の水際対策についてレポートしたいと思います!
まず機内にいるうちに配られる書類は着陸前までに記入。
「過去14日間の体調、どこの国にいたか、感染者と接触した可能性はあるか」などの質問、また日本入国後の14日間どこに滞在するか、連絡先などを記入しなくてはいけません。
そしてこの検疫所からのお知らせ。これには入国した後の14日間の過ごし方など書いてあります。
とにかく人に会う事は極力避ける、公共の交通機関の使用はしない事、自分で申請した隔離先に待機する事、が求められています。フォローアップとしての保健所からの連絡は、電話連絡またはLINEを登録するとメッセージでの連絡確認が出来ると。
しかし!LINEはもともと日本国内で登録したアカウントでないと、この厚生省LINE公式アカウントはを追加する事は出来ません。在外邦人の帰国者が多いのに、日本国内に今まで住んでいた事が前提となっているこの対応、スマートなんだかよく分かりませんね…。
私の場合はこのLINEは使用できなかった為に電話連絡となりました。
その電話連絡も、隔離生活を始めてから毎日待っていたのに全く来ず、一週間経ったところでやっと来ました。体調など聞かれた後、その後14日目を迎えるまで毎日Eメールで体温・体調の良し悪しを連絡するように要請されました。一週間も経ってから、、これも意味あるのかな?と思いつつも一応従っております。
ちなみに私はたまたま、スウェーデン在住の日本人友人から日本国内用ケイタイを借りていたので良かった。自宅待機の人は大丈夫でしょうが、ホテルによっては取り次いでもらえない所もあるので要注意です。
検査官に書類をチェックされ、問題がない場合はいよいよコロナ検査へ。厳しいおじさんの検査官を想像していたのに、実際は大学生のバイトっぽい若者達でした。新人なのか、こちらからの質問にもハッキリとした答えが無い感じだった。
羽田空港での検査は唾液検査で、結果判明まで待ち時間は1〜2と言われましたが30分もかからずに出てビックリ。プラスチック容器にペッペッと唾を入れます。5ml、なかなか出ないもんですね!私は早朝の便で到着したからかまたは全体的に旅行者が少ないのか分かりませんが、着陸してから1時間以内には全て終了して無事に入国。
空港からはご存知の通り公共の交通機関を使えません。下記は厚生省のウェブサイトからお借りしました。羽田空港到着後のガイドラインです。
私は実家が東京ではない為、ホテル隔離を選択。検疫所が出しているバスに合わせて、品川駅から歩いて行ける距離にあるホテルをリストアップして滞在先を考えました。長期滞在が出来る、自炊が可能、そして何より帰国者を受け入れているホテル…。
決めたホテルには一応Eメールで帰国者受け入れが本当に大丈夫か、も確認。
ホントに面倒くさい!!
ここまでの覚悟をして国際移動をしろっていう事なんだな、と洗礼を受けた感覚でしたね。
検疫所のバスから降りて歩く気満々で地図も準備。でも実際はバスの運転手さんがホテル近くまで送ってくれました。「荷物をもって歩かせるのは気の毒だ」って。毎回そうしているみたいで、私の滞在先ホテルの名前を告げたら何度も行った事ありますよ!とニコッ。
こういう人の優しさが異常に身に染みるのは、やっぱり長旅と緊張で疲れているからもあるのかもしれませんね。