NHS イギリスの医療サービス
実は、体調を崩してしばらく入院しておりました・・。
人生初めての入院をイギリスで体験!
ご存知の人も多いでしょうがイギリスは医療システムが無料なんです。
「無料=テキトー/やぶ医者」っていう図式が出来上がっていた私はけっこう不安なところが多かったんだけど、今回の入院でその考えは改められました!
最初に駆け込んだ Accident & Emergency (緊急病棟) に2泊させられたのですが、こちらは次々に病人が担ぎ込まれるので、うるさい!そしてスタッフの対応もイマイチ。あまりにも入れ替わりが激しくて痛みを訴える患者も多いためか、看護婦/士さん達も真面目に取り組んでくれない。こんなところでまで我慢強さを発揮してしまう私・・・痛みに一生懸命に耐え続け、とうとう我慢出来なくなった時に初めて「早くお医者さん呼んで!」と頼んでみました。
でも看護婦の対応は「そのうち来るから」。
それでも来ないので、しつこく頼むと「どうしてドクターに会いたいの?」って・・・。病院内に居てて、医者に会えないってどういう事??!
結局、最後にはちゃんとした病棟にやっと移してもらえたのですが、ここまで長かった。
しかしこちらの病棟ではとっても感心させられました。とっても親切な看護婦さん達、ちょくちょく気分は大丈夫か、なにか欲しいものは無いかと聞きにきてくれました。結局ここに8泊もする事になったのですが、気さくな看護婦さん達とたまに会話をしたりして気を紛らわす事が出来ました。
考えてみると、お医者さんも看護婦さんもあえてこの職業を選んだ人達。
元の理由はどうあれ、人の為に尽くす仕事を自分で選んだワケで、もちろんしっかりしてるんです。医療費がタダだからって扱いが適当になる訳じゃない、彼らはちゃんと自分の仕事に誇りを持って働いているワケだし!
テキトーな態度で働いている人ももちろんいるけど、それはどこでも一緒だしね・・・。つまり、人によるって事です!
医療費が高い日本から比べると信じられないけど、本当に全てフリー。でもそれは国のシステムでずっと昔からそうなっているだけで、こちらの人達に言わせると「高い国民保険料を毎月払っているんだから当たり前」と。
日本は有料って事を説明すると、みんな目を丸くして「貧乏な人はどうするの?」とビックリ。
入院生活って、飛行機に乗っているみたい・・・ってのが私の感想でした。
だって、ただベッドでボーッとしているだけなのにご飯がきたり、お茶がきたり。テレビを見たり本を読んだり(もっとも私にはそんな余裕なかったけど)して、時間が過ぎて行く。
今やっと家に帰ってきて、自宅療養中です。だいぶ良くなったのでやっとパソコンにも触る気になりました。
これからもしばらくは仕事に復帰は出来ないので、クリスマスと年末にかけてお家でゆっくりです。ダンナさんに甘えて色々と面倒見てもらってマース。
健康のありがたみって、無くした時に痛感しますね!
もっと回復したら少しずつエクササイズなどもして行きたいです。
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